中古マンションの内覧調査で見落としがちなポイント
中古マンションの内覧。
物件を探しているときの内覧は大切だけど、買うと決めたあとの内覧はもっと大切!
物件を気に入って買う気が満々になると多少のことは「まいっか!」となるけど、入居前の不具合はきっちり直してもらって余計な出費にならないようにしたい。
まだ入居中のときの内覧は遠慮がちになっちゃうけど、すでに退去しているマンションを内覧は瑕疵(かし)を見落とさないように入念にあちこちチェックしてほしい。ばっちり見たはずだったんだけど入居してみると不具合が次々と見つかった。そうなると売主と買主(あなた)のどっちが費用を持つ持たないでトラブルの原因にも繋がる。自分が見落としてしまったとことを紹介します。あなたの参考にしてください。
内覧で見落とした瑕疵
失敗1.給湯器の不具合! お湯の温度が低い。
引き渡し後に給湯器を使ったらとてもお湯とはいえない温度。設定をあげてもぬるぬるでまるで冷水シャワー。
ガスの開栓は引き渡し後になるので事前に確認ができない。それなので給湯器の製造年月日を確認して10年以上経っていたら要注意!
早めにガス会社に連絡して、開栓する日を調整しましょう。売買契約のときに「引き渡しから7日以内なら初期不良で売主が対応」となるはずです。もし、7日後にお湯がでないことに気が付いても修理費用は、あなたが払うことになるから気をつけて欲しい。
引き渡し後はすぐにリフォームにすることが多いですが住居の設備に不具合がないか、7日以内に給湯器の確認を忘れずにしてください。
失敗2.扉が歪んでた
扉を蹴ったか叩いたで板が歪んでいました。内覧のときに壁に穴がいくつも開いてたので変だとは思っていたけど、乱暴な人だったようです。扉の開閉はチェックしたけど扉の作りまで見なかったで見逃しました。
物件は、空気の流れをよくするとこと広く見せるためにわざと部屋の扉を開いていることが多い。すべての扉の開け閉めがスムーズか、壊れていないかのチェックもしてください。
失敗3.便座が割れてた
トイレをマジマジ見なかったのでまるで気がつきませんでした。便座に乗って電気を交換したとき割ったままなのだと思います。
失敗4.通気孔のフィルター
マンションには空気の流れを作るために通気口があります。通気孔には通常、ホコリや虫が入ってこないように通気孔にフィルターがついてのですが…。ついてない!汚れたので捨てたと思われる。
通気口の周りが汚くなってたのは気が付いていたんだけど、フィルターが付いていないことは気がつかなかった。金額的には大したことないけど、どこで購入すればいいのか探すの大変でした。
失敗5.宅配ボックスのカードキーがない
大規模マンションになると宅配ボックスがあります。部屋の鍵で開くと思ってたんだけど別途カードキーがいるらしい。え?もらってませんけど…。
不動産屋さん経由で売主に確認すると、無くしただと?とぼけていたそうだ。許さん!再発行の5000円はきっちり請求しました。
売主は不具合を黙っている
これら見逃した不具合は、売買契約のときの重要事項説明書で故障・不具合「無」と説明されています。それにも関わらず、これだけの不具合がありました。
こうしてみると見落とした箇所は、売主が知ってるのに黙っている不具合ばかりだった。今さら、修理したくないから気づかれないように黙っていて、バレたら払おうという売主もいることを知っておきましょう。
勝手なプロファイリングですが「作り付けの戸棚は高かったんですよ」「高いけどオプションにしたんですよ」などとお金のことをやたら行ってくる売主には注意です。バレなきゃ払わないでおこうという魂胆が見え隠れです。調子のいいことばかり言ってくる売主には注意してください。
中古マンション購入時はとても費用がかかります。余計な費用がかからないように、とにかく購入を決めた後の内覧は隅々まで、見逃さないようにです!
引き渡し時の瑕疵担保責任を確認しておく
売買契約の時に「瑕疵担保責任」の特約を約定しました。引き渡しから7日以内に見つかった不具合は売主が対応という決め事です。しっかり見たつもりでも見逃してしまう可能性もありますので必ず特約があることを自分の不動産屋さんに確認しましょう。
両手物件だと不動産業者も信用できないです。「あー、老朽化してるので仕方ないですね。」とか平気で言ってくる不動産業者(三井)もいます。幸い、こちらの街の不動産屋さんが「老朽化と不具合は別。動かないのは不具合でそちら払い」と突っぱねてくれました。
中古物件の場合は、不動産屋さんが選びも大切です。