中古マンションは、住宅ローン減税が年最大 20万円!?
住宅ローン減税制度とは、住宅ローンの年末残高 1%が毎年、戻ってくる制度。正確には控除で払った税金が確定申告すると 10年間、住宅ローンの年末残高 の 1%が所得税、住民税から最大400万円控除されます。
中古マンションで住宅ローン控除の対象は以下の要件。
- 築25年以内の耐火建築物、築20年以内の耐火建築物以外の耐震基準を満たしている。
- 親族からの購入でない。
- 贈与された住宅ではない。
大概、クリアしますが他にも満額をもらえない理由がありますので該当するか確認してみます。
年末住宅ローン残高が 3,000万円だったら還付金は?
たとえば、初年度の年末住宅ローン残高が 3,000万円だったら還付金はどうなる?
1年で100万円ずつ返済していくとすると、1%が戻ってくるから
30万円→29万円→28万円→ … →21万円と還付されていって
10年間の控除額合計は 255万円!
たったの1%でも住宅ローンは額が大きいから結構な控除額になります。
けど、気になるのは還付金は所得税から戻ってくるということ。その分を納税していないと還付されないのではと心配になる。年間30万も所得税を納めてません…。
所得税を住宅ローンの残高1% 収めてない場合はどうなっちゃう?
平均年収442万円だと所得税は、9.5万円くらい。
支払った所得税が9.5万円なら年末残高の1%が 30万円でも 9.5万円までしか減税されないってこと!?
うそー!控除されなかった残りの20万円はどうなるん!
そこは、大丈夫!はみ出した額は、住民税から控除してくれるので安心です。(課税総所得金額の7%、または136,500円の少ない方)
ただし、上のケースだと、9万 5千円 + 13万 6千円の 21万 1千円が最大となります。
住宅ローン減税制度は、還付なので払った税金が戻ってきます。つまり払っていない税金は戻ってこないのでかならず 1%戻ってくるわけじゃありません。
最大 400万円を控除されるのは、10年間ずっとローン残高が4,000万円あって所得税を毎年 40万も払っている人たち。とても一般人の所得じゃないです。がっかりしない様に自分はどのくらい住宅ローン控除されるのか計算しておきましょう。
中古マンションの住宅ローン控除は、最大20万円
さらに、購入した住宅が、
年末残高が3,000万でも2,500万円でも2,000万円でも最大20万円。所得税を40万払っていても最大20万円です。その理由は、「中古住宅には、消費税がかからないから。」
理由がよくわかりませんが、中古マンション購入したときの住宅ローン控除は最大20万(10年で200万)になるので、はりきって借りすぎないようにしてください。
リノベーション物件は、最大40万円
ただし、中古物件でも事業者が売買する買取再販は、課税対象になるのでリノベーション物件は最大の40万円が控除されます。