夫婦でも贈与税がかかる!?計画的に基礎控除額を活用
中古マンションを購入するときに気にしたいことのひとつが贈与税。
夫婦ふたりで貯蓄したお金をあわせて頭金を準備しようとしたところで贈与税の問題が発生!
妻の貯金を旦那の口座に振り込むと贈与税の対象になっちゃう。
例えば、
500 万(夫)+ 500 万円(妻)の貯金で、妻の 500 万円を夫の口座にまとめた場合。
妻から旦那への贈与と見なされて 53 万円も贈与税がかかる。結構、高い…
内訳 53 万円 = 390 万円(500 万円 – 110 万円) × 20 %(税率) – 25 万円(控除額)
(※贈与額によって税率、控除額が決まります。)
国税庁 贈与税の計算と税率(暦年課税)
黙ってるとバレるの?
不動産の動きがあったときに親族の銀行履歴を調査されると即バレ。
税務署は「過去10年間の銀行口座の履歴を調査する権限」を持っているのでいつかはバレるかもと思っておいた方がいい。
贈与税がかからないようにするには?
それでは、贈与税がかからないようにするにはどうすればいい?
贈与税がかからない基礎控除額は年間 110 万円。
つまり1年で 110 万円までなら贈与しても税金がかかりません。
マンションの購入資金は、コマメに早めに口座にまとめておくのが得策。
生活費は、贈与にあたらないのでそろそろマイホームかな?となったら、旦那のお小遣いをアップしてあまりを貯金するのもいいかも!?
マンションが贈与税の対象になる!?
逆のケースとして、「マンションの名義は夫婦共同、ローンの支払いは旦那」のようなケースもマンション(財産)を妻に贈与したことと見なされて贈与税の対象にあたります。
マンションを購入するときに、お金の受け渡しがあると贈与税がかかって、しかも複雑。
税が控除される住宅取得資金贈与の特例、配偶者控除などの特例もあるから損しないように調べてみましょう。