物件探し、中古マンションは大手と地域密着型。どちらの不動産業者がいいの?

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中古マンションを購入するときの不動産業者は大手と地域密着型はどっちがいい?

不動産業業者には、三井不動産リアルティ、東急リバブル、住友不動産などの大手不動産会社 、センチュリー21、アットホーム、SUMOなどのフランチャイズ。 街で見かける○○不動産があります。

中古マンションを購入するときにたくさんある不動産会社の中からどこを選べばいいのか知っておきたいいくつかのことを紹介します。

大手と地域密着型。どちらの不動産業者がいいの?

物件を探すときに不動産業者選びは重要です。強みと弱みを知ってあなたが探している物件にあった 不動産業者を選びましょう。

大手の不動産会社

大手の強みは資金力、ブランド力、人材。
大手は、全国規模の情報力が大きなアドバンテージだったが指定流通機構「レインズ」が登場して以来、 物件情報がシェアされるようになり情報量の差が一気に縮まってしまったけれど 、顧客データベースは健在で全国レベルの動向や相場、分析力などまだまだ情報力は高い。

地域密着型

地域密着型の強みは、地元ならではの口コミ情報。
昔ながらの地域密着ならでは深い情報をもっているのが強み。 小さくても地域で長く続いている不動産屋さんは信頼できる理由がありそうです。 物件数に不安があったけど現在は、不動産流通標準システム「レインズ」のおかげで物件検索に差がありません。

大手、地域密着型どちらの不動産業者からも物件を探してもらった結果、自分が選んだのは地元に強い地域密着型の不動産屋です。

大手の不動産業者を選ばなかった理由

対応に不信感を持ってしまったのでやめました。

こちらの条件も聞いてくれるんだけど、なんとなく不動産業者が売りたい物件を被せてくる感じ。
「エリアとご予算は外れてますが築浅のここはどうですか?」
「こちらの物件は人気あるので空きがでるとすぐに契約されちゃうんですよ。」
絶妙な煽りで当時のピュアなボクは流されそうになりました。

勧めてくる物件はすべて自社の専任媒介。
契約成立したときの仲介手数料を売主、買主の両方からもらえる両手物件でした。

専任媒介を勧めてくるのは利益のために当たり前のなのですが、なるべく多くの物件を見たかったので推しの強い大手での物件探しはやめました。

地域密着型の不動産屋さんを選んだ理由

街の不動産屋を選んた理由は、以前からの馴染みの不動産屋さんで相談しやすかったこと、その不動産屋さんが強い地域で探していたからです。

地域情報のコネクションが深かった。

街の不動産屋さんは、地域との繋がりが深く色々なコネクションを持っています。 地域に密着した不動産情報をもっているので色々とディープな情報を知っていました。

  • 新しいマンションに転居して中古マンションの物件がでてくる。
  • 社宅がなくなるから空き物件が減る。
  • 駐車場が新しいマンションになるっぽいよ。
  • このマンションは最近、大規模修繕したから当分は安心。

などなど。
マンションという大きな買い物をするので情報はあったほうがいいです。
大手も知ってるだろうけど質問しても定番のセリフ「なんともいえませんね。」と話をぼかしてはっきりと教えてくれないことが多かったです。

フットワーク抜群のマルチプレーヤー

街の不動産屋は少数精鋭だからひとりひとりがなんでもこなします。
リフォーム会社、銀行、司法書士、引越業者、役所など中古マンションの購入で必要なとことやり取りを一人で担当してくれました。
手続きや手配を手際よくアポイントとしてくれて代行手数料なし。
中古マンションを購入するときには、知らなかったことがどんどんでてくるし、どんどんお金がかかってくる。
街の不動産屋さんはあなたの頼りになる右腕になってくれます。なんでも相談して教えてもらいましょう。

最強の頼れる右腕

中古マンション物件を購入するときの登場人物は、売主と買主(あなた)でそれと不動産業者です。
このとき不動産業者は、仲介という形でかかわってきます。
一概に言えませんが、街の不動産屋さんだと片手仲介が多い感じです。
片手仲介とは、売主と買主それぞれに不動産業者が仲介する図式になります。

両手仲介だと売主、買主のどちらにもいい顔されて「費用はお互い折半して…」などと丸く収められることがあります。
中古マンションの購入ははじめてのことで色々な慣例がわかりません
100%味方の不動産屋さんがいると安心です。

「まだ使えますし。このまま置いていきましょうか?」
「処分する費用はお互い折半して…」

片手仲介なら問題ありません。
「10年物の家電?全部いらんですわ。」
「そちらさんでぜーーんぶ捨てといてください。カーッカカッカ」

言いたいことをズバリ言ってくれる味方です。

街のお抱え業者を紹介してくれる

中古マンションだとアチコチが劣化していて修繕が必要だったり、好みじゃない壁紙を貼り直したいところがでてきます。
水回りやキッチンなど大規模なリフォームをするところは、

天井の蛍光灯をシーリングにしたい!蛇口を水漏れ防止タイプにしたい!
などちょっとしたリフォームしたいところがでてきます。

タウンページやネットで探しても、どこがいいのか分からない。
お金と時間がさえあればなんともあるけどなるべく早く安くしたい。

こんなときは、最強の右腕、街の不動産屋のネットワークを活用。
不動産屋のお抱えの電気工事、ガス、水道、リフォーム、引越業者などいろんな業者が力になってくれました。

「○○不動産の○○さんの紹介で電話しました。急な対応をお願いしたいのですが」
「ええで。」
電話するとおっちゃん達が速攻やってきてくれる。だいたい近所の業者なのでフットワークがイイ。
○○さんが「急ぎの電話に対応したげて」と援護射撃をしてくれてたそうだ。
不動産屋さんのお抱えなので腕は確かだし、安くしてくれた。

購入後にも頼りにできる

地域密着型の不動産屋は、住み始めた後にも何かと頼れる。
住み始めたあとに分かった不具合の対処方法などなにかと相談にってくれる。

大手のカッコイイ営業マンを気に入って購入しても数年後には転勤でいなくなっているけど
地域密着型のおっちゃん、おばちゃんなら住宅ローンを払い終わったとき(!?)にも居てくれるはずです。

歴史と伝統のある不動産会社を見分けるには?

不動産の看板でよく目にする 東京都知事免許(10)第12345号 という記載。
( )内は免許を更新した回数で以前は3年、現在は5年ごとにカウントが増える。
つまり数が多いほど、その不動産会社が老舗かの目安になります。

知事でなく国土交通大臣の場合もあります。国土交通大臣免許(10)第12345号
大臣の方が凄いとか立派とかではなく複数の都道府県に会社があるときは国土交通大臣の免許になります。

免許の更新回数が多ければいいとは言えないけど判断基準のひとつとして覚えておきましょう
街の不動産屋では、回数が多いほど地域で頑張ってるといえます。

地域密着型の不動産屋の見分け方

地域密着型をおすすめしといてなんけど町の不動産屋がたくさんあります。
それが、「地域密着型のどの不動産屋を選べはいいのか問題」だ。

まず選ぶときにあてにならないのがホームページの作り。
宅建のライセンスと叩き上げの不動産スキルが武器のおっちゃん達が
おしゃれなホームページを作れるハズがありません。
しょぼいホームページ、微妙なSNSで判断してはいけません

店舗の外観も参考にならない。
イメージタレントがニッコリ出迎えてくれるガラス張りのおしゃれ店舗はありません。
地域密着の物件情報がびっちりと貼りまくられて外から店内の様子を伺い知ることはできません。
店舗の立派さと地域密着度はまったく比例しない。

おすすめの手段が徒歩かチャリンコで地域をめぐる。
テナント募集、駐車場空きあります、入居者募集中、街の不動産に貼ってある看板に注目。
もっとも目にする看板の不動産屋が地域ナンバーワン不動産屋です。

地域密着型の不動産屋の扉は重い!?

いざ、不動産の店舗の前に行くとなんだか入り難い、、。

ショールームのような洗練されたカウンターでお姉さんがいらっしゃいませな大手不動産会社ですら入りにくいのに 物件情報が貼りまくられて中の様子がまったく見えない扉はさらに開けるのに思い切りが必要。

入りづらくて店の前を何度もいったりきたりしちゃうチキンハートなキミは、行く前に電話がおすすめです。 (例)「中古マンションの物件を見たいけど何時まで開いてますか?」でOK。

扉を開けるといらっしゃいませと視線を一斉に受けたら「電話した者ですけど物件見せて。」の呪文で実にスムーズ。
たまにあるのがその逆で扉を開けたのに誰も見てくれない。だって全員電話中!
街の不動産屋は、店舗に駐車場に法人に個人に分譲に賃貸にと忙しいのです。
そんなときでも呪文は同じ。「電話した者ですけど物件見せて。」と実にスムーズ。

そんな地元の不動産屋は、入ってみると意外と居心地が良かったりします。
基本、放置されるからファイルに入った物件を熟読できる。
詳しく聞きたければ聞けばいいし、持って帰りたいのはコピーしてもらおう。

物件の詳細を詰めていってもいいし、他不動産も見たかったらまたくればい
相手してくれたひとがよかったら名刺をもらっておけば次からスムーズになります。

大手の訓練された営業トークに比べると街の不動産屋は冷たく扱われていると感じてしまうけどはじめだけ。 探しているのが分かるとそのうちやさしくなります。