マンションの高い管理費の理由
マンション選びをするときに気にするのが物件価格。
あれこれと物件選びをしているとだんだん気になってくるのがマンションの管理費。
管理費は、住宅ローンを払い終えてもずっと払い続ける費用なので安いほうがいいと思っていたけど、あまりにも安すぎるのもよくないことに気がつきました。
管理費のおさらい
まずは管理費のおさらい。
管理費とは、エレベータやホールなどの電気・ガス・水道代、共用部分や駐車場の電灯、植栽の維持管理、マンションの掃除、コンシェルジェサービス、フロントスタッフや防犯など見回りをしてくれる管理会社の人件費にかかる費用。
大規模マンション
100戸以上の大規模マンションでは、共用部分が広くなるために管理するところが増えます。
さらにコンシェルジェ、24時間管理、キッズルーム、自販機など様々なサービスが提供されることで利便性は上がるけど管理費はお高め。
住戸数が多いと管理費が多く集まるので必然的にサービスの質も高くなります。
小・中規模マンション
管理人は昼間勤務。共用部分も限られているため掃除などに人手がかかりません。
必要最低限のサービスなので物足りなさを感じることもありますが、人件費がかからない分、管理費は安くなります。
管理費の高い・安い
大規模マンションで管理費が安いとお得に見えますが、なぜ安いのかを見極めましょう。
理由としては、
- 24時間対応じゃない。
- 共用設備が充実していない。
- 修繕費をあとで回収(工事のときに一時金として支払う)
などが考えられます。
小・中規模マンションで管理費が高いケースだと充実のサービスというよりも、
- 住戸数の割にエレベータが多い
- 駐車場が機械式
など管理費用がかかる設備があることが多いです。
管理費は、不動産サイトに記載していない!?
これらの管理費は不動産サイトには記載していないことが多いです。
気になる物件があったら担当者に早めに管理費を聞いてみましょう。
物件を気になると管理費が高くても買う気になっちゃいますが後々、管理費の高さに後悔するとこになります。
管理費は下がることは稀で値引きもできません。
早い時期に、そこのマンションに適した管理費なのか検討しましょう。
気に入ったけど辞めたケース
管理費が高かったけど気に入った物件を調べると「お城のようなゴージャスなエントラスとホテルのようなフロント」高い管理費はここに使われてそうです。
自分には、まったく不要なサービスなのでお気に入り物件のリストから外しました。
管理費が自分に必要なサービスに使われることも重要です。
具体的な管理費
購入した中古マンションの具体的な管理費を参考まで。
管理費等
約 500住戸で管理費等は毎月 13,800円
設備は、駐車場・ゲストルーム・コンシェルジュ・24時間対応・エレベーター5機などいくつあります。
修繕積立金
大規模修繕のための修繕積立金が毎月 8,390円がかかります。
マンションの築年数が経つと修繕箇所が増えていきますが管理費の値上げ・値下げは今のところありません。大規模修繕はまだ行われていません。
物件を探すときには、管理費等も気にしてみてください。
マンションの収支状況は、年に一度、収支報告書が配られて管理費等の使われ方や残高など詳細な運営を知ることができます。
中古マンションを購入するときは収支が赤字のマンションに気をつけて、できることならマンションの収支状況も知っておきたいです。